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Artists from Japan series VI 2019 

" The Contest in New York "

       Special Summer Exhibition at Viridian Artists Gallery

August 13th (Tue.) - 24th (Sat.)

Opening reception: Thursday, August 15th 6 - 8pm

 

 

 

 

= Featuring Artists =

Chikako Nunome * Emiko Aida * Eri Hirano * Fumiaki Asai * Hiromi Minami *

Ichigo Nohara * Ikka Tamura * Kiyokazu Ito * Madoka Suzuki * Meisyuku Ito *

Miho Takai * Miwako Kashiwagi * Monzo Watanabe * Morihiro Okamoto * Reiko Furukawa* Seiyou Fukuoka * Shingo Hayamizu * Shinichi Asao * Takashi Ozu * Tetsuaki Takasawa * Tomoji Ogawa * Tomomi Hata * Toshihito Kenzan * Yohei Sano * Yoko Nakanishi * Yoshihiro Kogure * Yoshiko Suzuki * Yuko Sato * Yumiko Hirokawa*

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NY夏の展覧会プレビュー

2019年夏、毎年NYで開催される展覧会恒例NY夏の展覧会New Arts Prospect: Artists from Japan series VI, 2019(ニュー・アーツ・プロスペクツ:アーティスト・フロム・ジャパンシリーズ第6弾)は、ヴィリデアン画廊の好意的なサポートもあり、大好評のうちに幕を閉じることができました。プロジェクトの全行程が無事に完了したことを、お知らせさせていただきます。

 

毎年恒例となっているNY夏の展覧会ですが、従来開催されていたロウワー・イースト・サイドのA.Jain gallery からチェルシー地区のヴィリデアン画廊へと今年の開催場所を移しました。

 

理由のひとつには、ヴィリデアン画廊が位置するチェルシー地区のすぐそばに“ハドソン・ヤード”と呼ばれる地域がNY市の都市計画区域として大発展を遂げたことがあります。チェルシー地区自体は、超有名なガゴージアン画廊を筆頭にNYのアートシーンを牽引する大画廊が集結していることで、画廊めぐりのツアーや空中公園“ハイライン”の出現で、NY観光名所として脚光を浴びたことなどから、多くの人々が集い賑わいは絶えることがない人気の地域でした。しかし、そこから10分ほど歩いたハドソン・ヤード地区はがらりと雰囲気が変わり、建物はほとんどない閑散と殺伐とした地域でしたが、ハイラインの大成功が発端で、ハドソン・ヤード地区の開発計画も一挙に加速し、グランドセントラルから地下鉄7番ラインの駅も開通、その周辺に巨大ショッピングモールや高級コンドミニアムやホテルが軒並み建築されました。その目玉となるのが“ニューヨーク ハドソンヤード ベッセル”と呼ばれるオブジェ的建築物です。最新の超モダン高層ビルの谷間に現れるこの巨大な建築物は、115階建で約80もの展望台が設置されていて、そこから覗くハドソン川の景色はまさに絶景だそう。かなり体力が必要とされそうですが、その価値はあるそうなので、NY観光の際にはハイライン散策しながら、チェルシーの画廊に立ち寄りアート鑑賞、その後にベッセルでハドソン川の景観を楽しむというコースがオススメです。

 

話が少々逸れてしまいましたが、チェルシーに隣接するハドソンヤードがオープンしたことで、地元ニューヨーカーのみならず、NY観光に世界中から集まった観光客やテニスのUSオープン鑑賞に来たアメリカ各地からのビジターも展覧会に立ち寄り、かなり多くの方達にご鑑賞いただけることなどから、今年は新しい画廊スペースでの展開となりました。メトロポリタン美術館やMoMA,グッゲンハイム美術館など、NYが世界一のアートの街であることは誰もが認めるところであり、それゆえに“質”の面で真贋を見抜く一般鑑賞者の評価も厳しい。世界中から集まってくる人々も「NYで鑑賞するアート作品」が特別な意味を持ち、選び抜かれたハイレベルの作品に出会うことを期待しているのです。

 

NYAWPがハイレベルな日本人アーティストの作品をニューヨークのアートシーンに紹介していく目的で始まった夏の展覧会シリーズも今年ではや6回目となりました。参加アーティストの皆さんの中には初めて参加される方もいれば常連の方達もかなり多く、常連の方達の作品を毎年拝見させていただく度に、NYアートシーンにチャレンジする意義が作品に大きく反映されていることを強く感じます。ハイレベルなフィールドでチャレンジするその意欲や努力はアーティスト自身の作品制作や創造するパワーに大きく影響していくようです。

 

展示構成は、エール大学を卒業しNYのアートシーンに深く関わっているアーティストであり評論家でもあるテレンス・アコラさんにご協力いただきました。展示構成については、画廊ディレクターから絶賛され、画廊側のコミッティメンバーからも高い評価をいただきました。展覧会の評判とセールスも好調だったことから、来年も同画廊での開催の機会をいただくこととなりました。

 

素晴らしい作品でニューヨーク展覧会に挑んでいただいたアーティストの皆様、海外展示に関わる様々な煩雑な事務処理や手続きなどにご協力いただいた画廊スタッフの皆様、通訳・翻訳など諸業務に携わってくれたNYAWPのスタッフの皆さま、リエゾンとしてご協力していただいているNPO法人デザ・アートの鈴木あけみ様に心よりお礼を申し上げます。

 

今年のニューヨークの夏も日本からやってきたとびきりユニークで素晴らしい作品満載の展覧会を開催し無事に終了できたことを感謝し、来年も才能と意欲溢れるアート作品をひっさげて、再び開催できるように日々精進していく所存ですので、これからもどうぞ応援よろしくお願いいたします。

 

 

今年のニューヨークの夏も日本からやってきたとびきりユニークで素晴らしい作品満載の展覧会を開催し無事に終了できたことを感謝し、来年も才能と意欲溢れるアート作品をひっさげて、ニューヨークのアートシーンで活動を展開していくよう日々精進していく所存ですので、これからもどうぞ応援よろしくお願いいたします。

​ヴィリデアン画廊ディレクターからのメッセージ

(動画・意訳)

 

ヴェリデアン画廊ディレクター、ヴェニタ・ネーメックさんより参加アーティストの皆さまへ。

 

ヴェニータさんのコメント:

日本からやってきた素晴らしい作品をニューヨーカーやアート・コレクターたちに紹介する機会に恵まれ、とても光栄でした。日本のコンテンポラリー・アート(この場合、現在の日本のアート・シーンで紹介されている作品を意味し、一般的なコンテンポラリーアートのことを指しているわけではありません)が凝縮したとても興味深い展覧会でした。(相田恵美子さんの作品から)アーティストの肉親をモチーフにしたリアリズムの作品、様々なテイストの抽象作品、そして(ダンボールを利用した田村一花さんの作品を指して)リサイクル要素を含みながらも見事にアートに転換させた作品など、素材やコンセプトなど新鮮な驚きばかりでエキサイトメントな画廊空間を創り上げてくれました。(南ひろみさんの作品を指して)ペインティングにライトや時計を組み入れたユニークな発想の作品や独特の感性で描いた風景画など、どの作品もオリジナリティに溢れバラエティに富んだグループ展でした。それぞれが強烈な個性を持ってアピールしている作品群をまとめあげ、各作品の長所を強調するように展示するのはかなり難しくスキルが必要となりますが、見事にブレンドし鑑賞者にとって心地よい展示を成し得たことにも非常に感銘いたしました。(伊藤清和さんの作品を指して)とても日本的な雰囲気のある抽象画や(古川玲子さんの作品を指して)モネの睡蓮を彷彿させる美しい作品(中西容子さんの作品を指して)入り口に設置された元気あふれるクレージー(=良い意味での)なオブジェは多くの人を画廊に惹き入れてくれ、集客に貢献してくれました。

 

ここで皆さんに画廊プレジデントのアラン・ゲイナーさんをご紹介します。アランさんは建築家でフォトグラファーでもあります。最終的な決定権は全てアランさんの決断に委ねられます。

アランさんのコメント:

「非常に優れた作品が勢ぞろいした良質の展覧会でした。素晴らしい作品やアーティストの皆さんを私の画廊でご紹介できることができて非常に光栄でした」

 ヴェニータさんのコメント:

「来年もまたぜひヴィリデアン画廊で日本のアーティストの皆さんとご一緒できる機会を設けたいと思います。来年またお会いしましょう。アリガトウ・サヨウナラ」

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